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この指先が、とうに乾いてしまっていることを知っているくせに。 擦り合わせようと足掻く。
この掌から、とうに夢がこぼれ落ちてしまったことを知っているくせに。 握ってみたりする。
振り返れば、足下には細く長く伸びた自身の影。 これが自分の人生であったのかと。
影に追い付かれたら、人は死ぬのかもしれないなと思った。