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「練習は本番のように、本番は練習のように」
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デル・ヌー
性別:
非公開
自己紹介:
3月生まれの魚座のB型

ビビビ!を信じる20代
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男が嘆くように。
女が泣くように。

表情が崩れるときは、本当にあっという間で。


だけど、この人は強いだなんて。
世界をずっと誤解していた。


目に映るはずもない心を理解するために。
勇気を持って踏み出して。

私たちは曖昧な距離感を打ち崩す。


 

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束縛されるのは、嫌いじゃない。
だけど、好きでもない。

誰かに求められ、誰かを求めている。
――それは飢えているから。

乾いていたら、
きっと何も望まない。

渇いていたら、何もかも染み込んでいくだけ。
きっと何も残らない。


炎に揺らめく影の中、泣き声がしたよ。
影が泣いているのかな。

その影は、たぶん女の形をしている。


 

火に水をかけてみた。
本当に消えるのだろうかと思って。

水の中へ火を入れてみた。
やはり消えてしまった。

その一つ一つの確信が知識となり、現実は次第に面白味をなくしていく。


お前さんが此処へ来た理由は?

決まっているじゃない。
恋してるからよ。


 

篝火が夜を歌えば、砂の大地を星が囃す。
忘れ去られたあの丘は物語を抱いていた。

あの木の根元には、幼い頃の夢が隠されているのだろう。

枯渇した大地は夢を啜るのだなと、人知れず思ったものだ。


欠けた碗の底で音が回る。
白濁とした砂漠の酒の。

喉元を滑り落ちるそれは、日中の砂のように熱く、
蜃気楼のように淡く、潤んだ意識の奧に仄かに甘く。

……勿体ないけれど、そろそろ瞼を開けてみるとしようか。


 

違う、違う。
何が違う。

生きた時代が違う。
見てきた風景が違う。

お互いの音色が違う。


とぐろを巻いた怨嗟の声。
これは誰の声か。

いつの声か。


 

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