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「練習は本番のように、本番は練習のように」
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デル・ヌー
性別:
非公開
自己紹介:
3月生まれの魚座のB型

ビビビ!を信じる20代
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るき様やコマツ様のところから邂逅録をパクりまくり疑惑の容疑者ですこんにちわ。
参考にするのとパクるのは違うんだぜ!!(お縄にかかる)

TSUTAYAでジャンパーを借りたものの一度も見ずに返しました。
三度目です(おわった)

相互リンク記念!とか、理由を勝手に託けて絵を描きました。
忙しい忙しいと言い訳しておきながら、人様の絵ばかり描きまくってますすいません。一方的な愛です。表へ出ろ!(白洲へ引っ立てられつつ)
お目汚し確定フラグが立ってますが、是非とも暖かい目で見守って下されば幸いです。


 

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風の役目を担うは大男。

砂の波紋を幾重にも広げるその足音は、太陽の軌跡を追うものか。
はたまた、太陽がその背を追うものかは知れず。

しかし、砂によって生まれ、砂によって滅ぶのだろうと思われた。

彼は、歴史に言葉で橋を架ける。
その言葉は岩のように硬く。
その声は砂と風とを散らせた。


大男は去り際に、人の記憶に一文の鍵を託す。

――忘れられた神の御名を見出すべしと。


 

暗く沈んだ瞳の奥には、炎が見えた。
ねっとりとした火の色。

その色は何色だい?
爆ぜる火の粉に、思わず尋ねる。


太陽と月のように、異なる顔を持つ男。

あるときは、日没を待ち侘びる吸血鬼のように。
あるときは、聖者の仮面を被って。

魔術の芳香がした。
一度纏ってしまうと剥がれない死臭を連れて。


 

この世には死神が四匹いる。

寓話、不治の病、裁判官、――それと人の命を無為に奪う奴らさ。
 

人が抱える感情を操れるその男は。
無数の種を、好意にも悪意にも育てる術を知っている。

インクの後を物語が追う。
恋も友情も、これから始まる悲劇の一つでしかない。


ほら、見てごらん。
また一つの人生が滲み出し始めた。

我々は傍観者。


 

これは、とある国のおとぎ話。
ある貧しい街に、悲しい魔女がいた。

その魔女は、一切の歳を取らず、
物語に縛られた路傍の花であった。

光を買うお金もなく、
耐え忍ぶように、ひっそりと暗闇の中で咲き続ける。


羊皮紙に表裏があるように、物語にも裏側がある。

彼女の裏側を覗くと見える、暗闇の城。
鴉の向かう先を勇者は辿る。

光を知ってしまった悲しき魔女よ。
哀れなのはその身に宿した境遇か。

孤独の雫が、心に零れ落ちる。

光が突き抜けていく。
眩しさに目を潰されても、彼女は厭わないでいてくれるだろうか。


 

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BrownBetty 
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